平成25年7月28日(日)炎天下の有明佐賀空港多目的広場で開催しました。
テント張りや小型ポンプ操法等の各種設定は7月26日(金)の午前中からの予定でしたが26日当日は朝からの雷雨で準備が出来なく、やっと午後の雨の合間を縫って準備し、本部等のテント張りについては翌日に持ち越されました。大会当日は雨も上がりましたが、かなり強い風が吹き、出場選手の皆様もご苦労されました。
今回の第28回佐賀県消防操法大会は、消防団120年・自治体消防65周年を記念して、2部構成で実施しました。第1部は訓練礼式の部として各地区消防協会から選抜された4消防団、小型ポンプ操法の部に10消防団が出場しました。そして、第21回全国女性消防操法大会に佐賀県代表として出場する基山町女性消防隊が練習の成果を披露しました。続いて第2部の記念催事に移りました。
最初は明治34年製造の腕用ポンプを使っての唐津市消防団浜玉支団の実践ポンプ操法、8人の人力による放水で現在の消火活動でも十分通用する放水圧力で観客を圧巻しました。続いて唐津市消防団相知支団の「瓦おとしポンプ操法」この操法の起源は大正5年5月13日に相知町が消防ポンプを購入したときに「提灯おとし」として実施したものが延々と受け継がれ、今日の「瓦おとしポンプ操法」として出初式等で毎年実施されております。1隊、11名で編成した3隊が80m走ったのち、ホース6本を展張し、7mの高さに吊るされた瓦を落とすまでのタイムを競う競技で、迫力ある実践操法に会場の消防団員さんも見入っておられました。
続いて登場したのが、「馬簾」を担いだ、締め込み姿の裸の集団です。最初は神埼市消防団中部隊、続いて吉野ヶ里町消防団南部隊の皆様でした。神埼市消防団は昭和30年から、極寒の消防出初式で馬簾を支える裸の団員たちに、容赦なく3色の放水を馬簾にぶつけ、馬簾を激しく回す、伝統行事です。吉野ヶ里町消防団は昭和45年から同じく出初式で恒例の伝統行事となっております。
馬簾回し終了後、演技をしてくださった皆様にお尋ねしたところ、真冬と違って、この酷暑では「勝手が違う」と感想を述べられていました。
「成績」
○訓練礼式の部
・優 勝 唐津市消防団浜玉支団
○小型ポンプ操法の部
・優 勝 太良町消防団
・二位 佐賀市消防団中部方面隊
・三位 伊万里市消防団
※優勝した太良町消防団は平成26年10月、東京都、東京臨海広域防災公園で開催される第24回全国消防操法大会の小型ポンプ操法の部に佐賀県代表として出場する。
開会式(牟田副知事のあいさつ) |
第1部 小隊訓練の部(通常点検) |
小型ポンプ操法の部 |
第2部 記念催事 |
唐津市消防団相知支団の瓦おとしポンプ操法 |
神埼市消防団 馬簾回し |
吉野ヶ里町消防団 馬簾回し |
表彰式 |
感謝状贈呈(原田会長) |
万歳三唱(久保副会長) |